要するに

 

簡単に言ってしまうと
泳いで川を渡るか橋がががるまで待ち続けるかなんだ。
泳げないなら練習するか橋がががるまで待ち続けるかなんだ。

 

 

Deep into the night

 

部屋の明かりを全て消す。
机の上のキャンドルに火を燈す。
スピーカーからはChicaneのFar from the maddening crawds.
窓の外が青く輝きだすまで。
ゆっくりとワインをあけながらとめどなく能を低速で回転させていく。

 ***

人の心はとても流動的ではっきりとした実体をもたない。

ある時は紅く激しい炎。
ある時は蒼く冷たい氷。

ある時は全て吸い込む漆黒の鉄。
ある時は光を生み出す希望の羽。

ある時はやさしさ。
ある時は痛々しさ。

それが人の心。

 

 

いつかめぐり合える日を

 

数年前からサイトの成長を見続けていた、あるテキストサイトが更新を”終了”しました。
本物の作家になるための終了だそうです。
強い意志を持って夢に挑戦していく彼。

近い未来に本屋でまた出会えるのではないかと思います。
ちょっと清々しい旅立ち。

 

 

メモ

 

人はなぜ生きているのか?

中学校の先生の答えはこれでした。
”死ぬために生きている”

14歳の私にはサッパリ分かりませんでした。
24歳になった私にはちょっとだけ分かるような気がします。

だけど”なぜ生きているのか”より”どうやって生きていくのか”が大切な気がします。

 

 

地球は丸い

 

フジテレビの特番でモンゴルからシンガポールまでの詳細な地形を作ることになりました。
日本の地形などであれば国土地理院の等高線データから3Dに起こしていけるのですが…
今回はあまりにも広い面積のために衛星からのレーザースキャンデータを使ってみました。

数ギガバイトの高さ情報データを色々なプログラムを通して丸二日かけてDXFにコンバート。
最後にMAYAに読み込み。

が、ここで大問題が発生。
データは球形の地球をスキャンしたものなので当然球形のモデルになります。
必要な映像は地図帳のようなメルカトル図法のもの。

この問題を解決するためにまたまた色々なソフトを経由して高度情報をグレースケールのビットマップ化。
それをMAYAでディスプレイスメントマップとして平面に投影。
さらに必要な部分だけ小さなグリッドを配置してポリゴン化。
最終的に数千万ポリゴンのデータに仕上がりました。

ものすごく大変なモデリングでした。
他の会社はこういう映像をどうやって作っているんだろう?

 

 

戦場のピアニスト

 

見ているのが本当に辛い作品でした。
人間はここまで残酷になれるのか。
人種、宗教、階級…あまりにくだらない。
そんなものが人を殺す理由になるはずがない。

歯が折れて狂い始めた歯車は徐々にひずみ始め、やがて空回りしていく。
整然と動く周りの歯車をよそに唯一つ、全ての歯を失うまで回り続ける。

 

 


[ R E T U R N ]


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