挑戦を忘れた年寄りたちへ

 

朝日新聞にこんな見出しの記事が載っていました。
”若者のカリスマ、高橋渉氏が学校建設断念”

高橋歩氏を知ったのは2年以上前のことでした。
ネット上で偶然見つけた、サンクチュアリ出版という会社の設立物語を読んだ時でした。
(書き始めから3年たち今だ未完。
非常に素晴らしい文にもかかわらず延べ読者数が1万人程度というのは信じがたいですが)

高橋歩氏について簡単に紹介すると、
20歳で大学を中退し、バーを開店し2年間で4店舗にする。
23歳で自伝を出版、他にも多数の本を出版。
26歳でそれまでに築いたもの全てを捨て、2年間かけて世界を放浪の旅。
そして今、30歳で沖縄に学校を作ろうと活動している。
非常に熱く生きている方です。

その高橋氏が沖縄の小さな島に学校を作ろうとする計画が、ドス黒いモノによって中止に追いやられました。
なぜこの出来事が朝日新聞に載ったのでしょう。
記者は何を思ったのでしょう。

若者だから、よそ者だから、得にならないから妨害するの?
変化を恐れ、偏見に満ちた目でみるそのモノたち。
高橋歩氏でもその色眼鏡をはずさせることは出来なかったのか…。

人は挑戦し続ける限り、いくつになっても若者である。
情熱を失った時、夢を諦めた時、その時初めて年寄りとなる。
年寄りは静かに命を終えればいい。
若者の邪魔をする権利など無い。

私は年寄りにはなりたくない。

 

 

10/16 もう一つの誕生

 

今日は私の誕生日。
そして今日、もう一つの誕生がありました。

お祝いのワインが効き過ぎてそのままスタジオで一泊…
なにやってんでしょ、まったく。

 

 

企画製作

 

15秒のCMの企画があり、いくつか考えた案の一つが通りました。
企画から製作まで一貫して引き受けるのは楽しみであり責任重大でもあり。
選んでいただいたからには期待に添える良いものを作り上げたいです。

仕事を通していろいろな方に会いますが、目標としたい、こうなりたいと感じる方は、やっぱり企画の出来る人。
映像の目的を考え、映像を見せる対象者を考え、期間、予算、技術的な制約を考え、企画の出来る人。
そうなるためにも、まずはこの企画を成功させたいです。

 

 

10/8 紅に染まった西の空

 

すでに冬の準備が整ったかような夕焼け。
まるで高校生の失恋のような美しい切なさに満ち溢れていました。

 

 

座頭市

 

4人の百姓の振り下ろす鍬のリズム
雨の中、田んぼで飛び跳ねるリズム
家を建てる木槌やカンナのリズム
こういうことを思いつく北野武監督のセンスには感服しました。

”あの夏,いちばん静かな海。”のような叙情的なものも撮れ、座頭市のようなエンターテイメントも撮れる。
でも本業ではなかったりする。
本当に天才なんだろうな、と感じました。

ちなみに最近仕事でこの映画に出演の浅野忠信さんと岸部一徳さんをフルCGで動かしていたりします。
来年春あたりに公開らしいのでそちらもよろしくお願いします。

 

 


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